光武F(サクラ対戦3)


愛の御旗のもとに(笑)
2001/4/下旬頃?ふぇりお
 こちらも過去ログではありませんが、修正ログだけいつまでも出しておくのもアレなので、きちんと製作ログに修正してみることにしました。
 当時店頭デモのOPムービーを見て、メカに惚れて製作を決意するも、ビッグオーのときとは違い、資料が全然なかったのが苦労しましたね。
 そんな折、ドリマガにて明貴美加氏の「蒸気工廠」の連載が始まり、毎週発売される各機のイラストから何とか形を起こしていきました。

 さて、まずは全身型紙から入ります。
 いつものように寝っ転がって型紙に全身のラインを入れて検討!なんですが、今回は型紙の作成でずいぶん難航しました。
 外観のデザインが樽に手足が生えたようなデザインなので、人体のバランスとはかけ離れる関係上、どう頑張っても頭が入らず、頭を入れようとすると視界が確保できないという問題がありました。
 全体を大きくして頭を納めようにも、今回も収納、運搬を考慮した際、ある制約条件により、どうしても胴体の幅を増やせないわけがありました。

 その条件とは・・・実は新幹線のドアの幅です(笑)

 当時電車運用をしていた管理人にとっては死活問題でして、前回のビッグオーのときは自動改札機の幅を制約条件にしていました。
 収納時に幅45cm以内に収めなければならない都合上、モノリスのごときでかい箱になってしまった経緯があります。

 最近はバリアフリーの発展で車椅子用の改札口が各入口に付いたので、安心して・・・と思っていたら思わぬ落とし穴があったわけですね。

 で、結論として中腰になって運用するという形になりました。視界はモノアイの隙間から覗けるようになり、いいことずくめのようですが、長時間運用すると腰にキます(汗)
 とはいえ、全高が170cm以内(アンテナ除く)となり、ずんぐりむっくりしたシルエットと相まって、イベント会場では女性の方々に「かわいい~♪」といわれる機体になりました。

 ぬいぐるみ系ならいざ知らず、ロボなのに・・・(笑)
胴体型紙
2001/5/中旬 ふぇりお
 全体のバランスが決まったので、立体型紙作業に移ります。
 胴体は曲面が多く、印象が掴みづらいので、背部立方体をまず箱組みし、それにスケール代わりに側面図のラインを要所に張り付けて、立体を組み上げています。
 また、肩~二の腕までも一体のラインを形成しているので、この時点で一緒に立体化していきます。
 このとき、半面完成の段階で力尽き、「後は鏡面反転すればいいや」と、この時点で完成としたのが後々失敗した要因になりました。

 一体に組んでみないと紙にかかるストレスや全体のシルエット等でのイメージの狂いがわからず、結果自分の完成予想よりも締りのないスタイルになってしまいました。
 そのため、夏コミ後に修正し、それが修正ログの形になっているわけですね(汗)
 また、この段階で箱組みした部分が内部を占めているため、試着の類が一切出来なかったのは失敗でした。

 実際着用時に思ったより視界が下方にあったため、首を曲げて視界を確保するのがかなりきつかった記憶があります。

 形状の関係で、内部における着用者の自由度が比較的高かったのが、不幸中の幸いでしょうか
足型紙
2001/5/下旬 ふぇりお
  足の型紙作業に入っています。
 歩行性を高めるため、例によってつま先と踵を分解して踵側に靴を仕込む形になっています。
 今回は身長が低いため、高下駄関係が必要ないのが楽でした。

 余談ですが、高下駄不要の歩行のしやすさと、着用者のシルエットの出ないボディラインから、自作の着ぐるみの中で唯一身長、体重を選ばず、誰でも着用できる着ぐるみになっていますね。
 あえて制限事項があるとすれば刀を握るために腕の長さが多少必要なくらいでしょうか。
 結構友人間で着回して遊んだりも出来ましたし、スパイラルなみのドリルつけたり、ゴルディオンハンマー持って遊んだりと結構自由度の高さが売りになっています・・・というか結果的になりました(笑)
材料加工中
2001/6/19 ふぇりお
 ようやくウレタン加工に入っています。
 手前が頂板と背面、背後が腕パーツになっています。
 腕自体は簡単な円錐なのでさほど苦労せず組み上げています。
 ビッグオーのときに作成した円錐用の数式算定表が大いに役立ちました(笑)
 とはいえ微妙なカーブはあるので、円錐状に組んだ後、軽く熱加工して曲面状に変形させています。
 小さな穴は円形カッターで切り抜いて敢えて塞がずに置いておきます。
 この辺の胴体各所の穴が内部の通気性を良くしてくれたので、夏コミ時の着用でも風さえ吹いていれば結構快適に過ごせました。
 ・・遊園地系のイベントでこの穴から子供が内部を覗き込むのには参りましたが(笑)

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