黒(DARKER THAN BLACK ~黒の契約者~)


日曜日の作業はこんな感じで 
2007年7月9日(月) 23:56
日曜日はナイフの製作に入りました。
今回の課題は「あまり時間をかけない」
「かつ手抜きに見えない」
「なるべく薄く作る」
「多少の柔軟性を持ち、破損しにくい」
を目指して製作してみました。

当初は劇中でも脇の下に2本吊っていますし、原型作って、キャストで両面型で表裏4枚分複製~とか考えていたんですが、サド侯爵ぐらいの厚さで作っても損傷による劣化は避けられませんし、薄く作れば芯材をどう入れるかの問題も出てきました。

FRPで製作すれば問題はないですが、製作にかける時間が1ヶ月コースでしょうし、劇中でも両手で使うシーンはまずない上に手裏剣並みに消耗していく武器なので、魔剣、聖剣なみに気合を入れなくても良いかな~と(笑)

となれば一番製作時間がかからないのは干将莫耶のウレタン刀身のアルミ芯なんですが、刃厚が厚すぎるのでまず無理、と。
で、以前夏鬼くんが塩ビ板の組み合わせで刀身を組上げていたのを思い出しまして。アイディアを流用させてもらいました^^

まず塩ビ板で刀身4枚を切り抜きます。
これは一枚を成型した後、残り3枚を少し大きめに切ってから両面テープで4枚を重ねて、1枚目をガイドにモーターツールで一気に残りを削り上げると楽に出来ます。

次に先端に行くにしたがってテーパー状に細くなる刃の峰をウレタンで作ります。
PH9の5mmで刃先にしたがって斜めになるようにカッターの刃を斜めに入れながら切り抜くと後が楽ですね。
塩ビ板の裏面、ウレタンをGボンドで貼り付けます(写真左中央)
このように塩ビ板で2等辺三角形ができるように刃先が出来上がります。
本当はもっと複雑な整形線が入るのですが、その辺は割り切っています。
後は塗装で誤魔化す手もありますしね。

柄の部分はウレタンで。真ん中に穴の開いた強度の出しにくいデザインなので補強のためバーベキュー用の串を3本、適当に配置して埋め込みます。(写真右)

末端にもカラビナが引っかかるようにフックをアルミ線で加工して、ウレタンを貼り合わせて終了です。

全体の形状出しまでは終わったのでグリップのシート貼りと刀身の加工と塗装を行えば今週中には終わりそうです。

おりしも来週は3連休ですし、久しぶりに新作衣装でどこかイベントに行きたいものですね。


ナイフ完成~^^ 
2007年7月12日(木) 1:25
グリップに合皮を貼って、ブレード部分に刃先に銀、根元につや消し黒を吹いて、平面状の段差のように見せたら、最後に接着して終了です。
作業自体は日曜日から始めたので、けっこう早く出来ましたね。
干将莫耶よりも作業時間は短めで、薄くて硬い形状ですが、ウレタンに塩ビのサンドイッチのせいで適度に柔軟性がありそうです。
怖くて試してはいませんが、多少の落下等で破損することもなさそうです。
ブレードの形が複雑だと再現しきれなくて不利ですが、薄くてシンプルな形状であればこちらに軍配が上がりそうです。

ウィッグ加工が残ってました(汗) 
2007年7月13日(金) 1:18
衣装は全部完成~と思っていましたが、ウィッグの加工を忘れていました(笑)
今回既製品で近い髪の長さで選んだつもりでしたが、被ってみると違和感のあることあること。
とても加工無しには使えない代物だったので、苦手作業ですが作業に入った次第です。

写真左側は既製品の状態です。
前髪の長さを基準に決めたせいか、ボリュームが半端ないです。
写真が女性用ヘッドのせいもあるでしょうけど。

まずは長さのバランスをとるためにすきバサミで後ろとサイドを短くします。
すきバサミは縦方向にハサミを入れてやると良いらしいので、ひたすらザクザク切ってボリュームを減らしました。
出来上がりは写真中央です。
といってもまだまだ手を加える必要がありそうです。

ウィッグ完成&TFTに行ってきました^^ 
2007年7月18日(水) 0:41
ワックスで毛先を整えながらボリュームの多いところをさらに切ったりと試行錯誤しつつ、完成しました^^

最後にダイエースプレーで一応固めましたが、着脱時や収納時に崩れそうなので、あまり期待はできないですね(笑)

で、月曜日にTFTにて初出ししてきました。会場内が涼しくてのんびりしつつ、結構撮影しやすい環境でした。
友人達にも久しぶりに会えて楽しかったですし、やはりイベント参加は楽しいですね。

黒の衣装もそこそこ認知していただきましたし、また着用に際しての問題点も分かったので、ワンフェスまでに早期に改良していきたいところですね。
写真も結構良く撮れてたので前回の撮影会と合わせて今度こそアップしたいところです^^

黒改修終了~ 
2007年8月6日(月) 23:17
 
日曜日は風邪を引いてダウンしてしまいました(汗)
さすがにこの時期は倒れるわけには行かないので、日曜日中に回復させましたが、まだちょっと本調子でないので、だましだまし動いています。

で、黒の衣装ですが、改修終了しました。

TFTで遊んでいた際、ナイフをずっと手持ちで持ち続けていると邪魔ですし、片手が塞がって動きにくかったので鞘を作りました。
劇中設定はショルダーホルスター形式ですが、どうせ脱ぎませんしコートのラインが崩れることから腰周りに位置変更しました。
写真左は完成状況です。
コートを着たまま脇の下から出すような写真が撮れるように簡単に着脱できるバックルで固定しています。
必要に応じて外してから脇の下に手挟めばOKかな、と(笑)
これで仮面やワイヤーギミック、足のベルトとナイフが一つの装備帯としてまとまりました。
全部コートに隠れて必要に応じて取り出しやすくなっているのは便利ですね。

製作方法は写真右にて。
ナイフをベースに外形のラインを写し取って劇中のホルスターに近い形状で型紙を作ります。
外側はPH9の5mm、ブレードが入る分は7mmのポリAで箱組みします。
この時、ウレタンは少し大きめに切って鞘の中のラインを中心に接着します。
基本は昨日までやっていた刀の柄と同じですが、こちらは鞘なので、抜けやすいようにウレタンの厚みを調整します。
最後に縁に沿ってカッターを入れて余分を切って終了です。
あとはいつもどおりに合皮を貼ってミシンで縫ったベルトを接着すれば完成です。

あ、追記で。
足のベルトが歩いているうちにすぐずれてきますので足ベルトにもう一つ固定具を追加しました。
といってもたいしたものでなく、ヘアピンを黒コードで結んだだけです。
パンツのポケット部分に引っ掛けることでずれ落ち防止には十分でした。


BACK  ■ 仮面再製作編へ