この週末で両方とも完成しました^^
まずはガンケースの方から。
写真左
まずは木目シートを貼りこみます。(写真左)
大体の形状で切り抜いてから裏紙を剥がして貼るだけです。
気泡やゴミが入らないようにすることと、剥がすと木が若干持っていかれるので貼り直しが汚くなることから一発勝負になることが注意する点ですね。
巻き込み部分は多少余地を残して切込みを入れます。
いつものウレタン合皮で伸びない合皮を使用しているときと同じ感覚ですね(笑)
貼りこんだ状態が写真中央です。
遠目では結構それっぽく見えるのでかなり満足です。
さすがに触るとバレますが写真上では十分かと(笑)
次に蝶番部分は強度がかかるので、補強材を入れます。
写真中央下の補強材を入れて木工用ボンドで接着し、上から木目シートを貼って隠します。
次に金具の固定です。
再利用する金具は先端が曲がっている&丸まっているので、ペンチで直した後、リューターで削って尖らせ直します。
最後にそれらを固定するためにバイスとペンチで箱に押し込んで固定します(写真右上)
とはいえ蝶番部分をこれでやったのは失敗でした(汗)
2個の蝶番の軸を合わせつつ綺麗に押し込むのは手作業では難しく、また押し込む力加減にも難があるためうまく軸を合わせられませんでした。
そのため蝶番は再利用できず、見直しとなっています。
写真中央
次にグリップの作成です。溶きパテを塗った後、さらに800番まで磨きつつ親指周り等で最後の調整を行います。
この磨き作業の際は写真左下のスプレー缶のキャップが役に立ちました。
これに耐水ペーパーを巻いてやすりがけをするわけですが、ある程度きっちりした曲面を出しつつ、押しつぶすことで微妙な曲率の変更ができるので意外と重宝しましたね。
その後サフ吹きをしたのが、昨日までの話で、今日は木目塗装を行いました。
いままではサフ吹き、黒で木目書き、最後にクリアブラウンを混色してエアブラシ塗装の手順でやっていましたが、ちょっと今回は見直すことにしました。
というのも今回は銃把が胡桃材(ウォールナット)との指定があったので、この辺を色味で綺麗に表現できないかと思いまして。
で、思いついたのが「木を表現するんだから、木用の塗料を使えば良いのでは?」と思い立ち、水性のウレタンニスを使用することにしました。
この手のやつはいろいろな樹種の表現があるのでその中からウォ-ルナット風のを選択して、利用しています。
最初塗ったときはずいぶん黄色味が強くて、バナナの如き色彩に大丈夫かなと思ったものですが、20回、30回と重ね塗りをしていくうちにちゃんと茶色くなってくれて安心しました(笑)
写真中央上はその試験ピースになります。
余ったストックのパーツにサフを吹いていろいろなパターンでニスを塗って色合いを見たところ、下に白木の色を乗せてからのほうが発色が良かったので、まずはエアブラシで基本色を塗装(写真右上)、木目は黒だとどぎついのでこげ茶色で表現し、最後に水性ニスを重ね塗りする形式となりました。
木目模様は基本ドライブラシで行います。
筆先を短く切ったドライブラシ用筆を作って、いきなり塗るのはリスクが高いので工作用紙にグリップのアウトラインを書いて練習します。
練習の結果、グリップは基本縦方向、フォアグリップは横方向に木目を入れることにして作業開始です。
いろいろ難しいものがありますが、とりあえず良しとした状態が写真右下です。
なかなか納得できる木目を入れるというのは難しいですが、これ以上深追いするとかえって汚くなるかな~と思い、この辺で留めておきました。
最後のニス塗り後は完成写真にて御確認ください(笑)
写真右
次にガンケースの内装に入ります。
内装は布張りなので写真左の起毛生地を使用します。
蓋側はシンプル&薄くても良いので、厚紙に直接布を巻いて済ませます。
工作用紙より大きいので、紙の調達に難儀しましたが、購入時の銃の箱がちょうど良かったので再利用します
今回は既製品のパーツ流用が多かったですが、まさか箱まで使えるとは思いませんでした(笑)
裏まで木工用ボンドで止めてまとめて接着すれば終了です。
次に銃を入れる側ですが、こちらは現物あわせなので注意です。
布を貼りこむごとに厚みが微妙に変わるので一つごとに見直しつつ緩衝材のウレタンに生地を貼りこんでいきました。
この辺もいつもやっていることと変わらないので、楽に出来ました(苦笑)
最後に蝶番の固定時に木ネジが飛び出さないように厚みを足す補助材を固定したり、ガスガン用のカートリッジを隠す用に昔のガンケースの手入れ道具入れっぽい蓋を自作したりして完成です。
完成品は後ほどアップします。
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