FAQ(過去掲示板で出た質問やリクエストについてまとめてみました。)


Q:表面に合皮を貼ろうと思ったのですが、欲しい色の合皮が見つからず、似たような色で試してみましたがどうも納得行きません。合皮を塗装するような方法などはあるのでしょうか?。

A:管理人は合皮やラリッサ等の塗装については、エアブラシ塗装で微妙な風合いを変化させる程度に使用しています。
 エアブラシによる薄い塗膜なら合皮の変形により、塗膜が割れたり剥がれたりすることがないので、クリア系の塗料で異なる色合いの合皮同士を馴染ませたり、スモーク系の塗料で影部分を表現したりするのに重宝しています。
 逆にいえば、スプレー缶等の厚塗りや、均一に濃い色を吹く対象としては合皮はあまり向いていないような気がします。
(この辺は研究の余地があるので、確信を持って言えないんですが)
 ウレタン+合皮による表面の変形に耐えうる柔らかい塗膜(ラジコン用のポリカ用塗料とか)ならいけるかもしれませんが、維持管理の際、色の移りや剥がれ等を考慮すると、難しいかもしれません。

 また、これは直接の答えになっていませんが、着用者の肌色や全体の配色を考慮して、色調を落としたり、微妙に変化させるのも一手です。
 ラーゼフォンの作成の際は、青生地に納得のいく色がなくて、全体を青に合わせて色調を落として対応したりもしていました(笑)

 いずれの答えにしろ、造形は各製作者の嗜好やこだわりもありますので、「ベター」の答えはあっても「ベスト」の答えは各自の胸のうちにあると思っていますので、この辺の意見を参考に各自の「ベスト」を見つけてみてくださいね。
Q:ウレタンでパーツを作った後にラリッサを貼り込むのですが、欲しい色のラリッサがない場合どのようにしてますでしょうか?
響鬼のログを見てたら軽く塗装してるようですが、Mr.カラーなどの塗料ってキレイに乗りますか?
また、ラリッサでなくエナメルを張り込んだ時にも同じ様に乗るのでしょうか?

A:塗装の場合ですが、エアブラシ等で薄く吹く分にはMrカラーでもしっかり塗装が乗りますよ。
ただし厚く塗れば塗膜が割れてしまいますので、あくまで元色で近似色のラリッサをベースにした上でないと使いにくい気がいたします。
以前覚悟のススメの強化外骨格「零」を製作したときには白のラリッサ(汗)にガンメタルを吹いてしっかり食いついてくれましたが、その時使用したのはポリカ用の塗料でしたし、使用した際に出来るキズ等で地の色が目立ってしまうとマイナスなので、そういった意味でも近似色の使用が良いかと思います。
それとラリッサ以外の使用の場合ですが、合皮等は種類によりますが、まったく塗料が乗らない生地も存在します。
その辺は生地質にも寄りますので、試し布でまずは練習した上で、生地を曲げたり引っ張ったりして確認した方がよろしいかと思います。

とりあえず経験から分かるのは「ラリッサは意外としっかり乗る」といった程度でしょうか(笑)
Q:どうすれば剣などが上手く作れるか教えて頂けませんか?

A:細身の剣でしたら既存品の改造から原型を作ってFRPへの置き換えで。
 大型の剣でしたら取り回しを考慮してウレタンに合皮貼りが自分的には作りやすいですね。

 既存品の改造は冴島鋼牙の魔戒剣のログから。
 原型からFRPの場合は原型まではエクスカリバーの、複製からFRPはヴェドゴニアのマスクのログが参考になるかと思います。
 大型剣は干将莫耶のログから芯材を大きく太目の物に置き換えて考えれば大丈夫かと思います。

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